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「元興寺千体地蔵その1(鎌倉末~室町時代)」です。
“元興寺千体地蔵”は奈良元興寺極楽坊に伝わったもので
庶民信仰の興った中世に極楽往生と祖先の追善供養を願う参拝者により、
極楽坊へ寄進(奉納)された小形の木彫地蔵菩薩像です。
維新後の荒廃により維持管理さえ難しくなった元興寺の屋根裏から大量に発見されたもので
地元の信者や好事家に頒布され同寺の維持費用の一部とされてきました。
「元興寺千体地蔵」は、大小さまざまにあり大は十数センチ、少は出品の像のように5センチ前後の極小仏まであります。
極小像の多くは保存状態が悪くダメージの大きな場合が常で、出品の小像にもダメージはありますが、
市場に流通する中では比較的状態の良い部類です。
“その1”は途中で途切れていますが細い光背の針金を残し、一部に衣の彩色も残ります。
胴に欠損やわずかな虫食い痕はありますが、後世の手の入らぬ“ウブ味”です。
いずれ小さな厨子に収められ念持仏とされ身近で愛蔵いただければ何よりです。
上段参考写真:『仏教美術入門展』佐野美術館刊に載る“大小の元興寺千体地蔵”と出品中の三体の比較です。
高さ(光背含まず):約5.7センチ
●送料は負担させていただきます。落札価格のみで結構です。
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