int(258850) string(5522) "ハリウッド映画では何年かに一度、ホームランとはいかないまでも、そこそこヒットする野球映画が出てくる。
私の記憶にあるだけでも、『ナチュラル』、『メジャー・リーグ』、『フィールド・オブ・ドリームス』、
『プリティ・リーグ』、『ミスター・ベースボール』、『リトル・ビッグ・フィールド(原題はリトルビッグリーグ)』、
『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』、『ザ・ベーブ』、『タイ・カッブ』、『61*』、『二番目のキス』、『オールド・ルーキー』・・・。
各作品で比率が変わるものの、涙と笑いと感動が散りばめられていて、野球は面白いスポーツだと感じさせてくれる作品が多い。
日本でも時々、野球映画が出てくるが、残念なことに、どうも笑いよりも涙ばかりが強調されてしまう作品が多いように思う。
特に高校野球を題材にしたものは、概してエンターテイメントとして楽しむには不向きな映画で、
義務教育の道徳の時間に見たほうが良いと思うことが多い。
さて、韓国の野球映画で一押しなのが、『スーパースター☆カム・サヨン』である。
この映画は、1982年の韓国プロ野球発足時、最下位を独走した三美スーパースターズで
敗戦処理を務めていた実在の投手を主人公にした映画である。
1982年の韓国プロ野球は6球団で発足したものの選手不足に悩むチームも多かった。
ヘテ・タイガースには当初14名しか選手がおらず、3人しか居ない投手陣を助けるために、
本来は指名打者の選手が『兼任投手』として登板を繰り返した結果、2桁勝利を挙げていたということもあったくらいである。
そんな時代に最下位チームで敗戦処理を務めていた投手が主人公の映画である。
当然、涙を誘う場面も多い。しかし、見終わった後は、爽やかな風が胸の中を通り過ぎていく。
軍事政権下で逞しく生きる市民の姿、1982年当時のユニフォームや街の様子を再現したシーンにも注目したい。
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